馬淵監督「楽勝はロクなことがない」 猛攻10得点大勝も辛口…朝の“予習”には手応え
プエルトリコに10-0圧勝…朝に約15分相手投手のビデオを見せて“予習”した
高校日本代表「侍ジャパン」は8日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」でプエルトリコとのスーパーラウンド2戦目に臨み、10-0の5回コールド勝ち。4位以上を確定させた。13安打10得点の猛攻に、馬淵史郎監督は朝の“予習”が奏功したと振り返った。
東恩納蒼投手(沖縄尚学)が参考記録ながら5回パーフェクト投球。打線もつながっての圧勝に指揮官は「理想の試合じゃないですね。3-0くらいで勝つのが次につながる。楽勝はロクなことがない。ちょっと安易に考えてしまう」と振り返った。
勝てば4位以上が確定する試合。朝に、この日の相手先発らのビデオを約15分、選手に見せてから球場に向かった。初めての試みだった。「打撃練習より大事。7回制ですから、3~4回で勝負が決まる。球筋を頭に入れた上でね」。
今大会初めて4番に据えた武田陸玖投手(山形中央)が先制の2点打。丸田湊斗外野手(慶応)が3点目の適時打を放つなど2安打。指揮官の策が的中した。5回参考ながらパーフェクト投球を見せた東恩納には「今日が一番大事と思っていた。託したんですが、良く投げてくれました」と称えた。
残り2試合。優勝に向け「必死にやります」と指揮官は力を込めた。
(Full-Count編集部)