台湾への猛烈声援も「甲子園の方が全然すごい」 大歓声も動じず…エース前田の“強気”
決勝戦で先発「チャレンジャーの分、気持ちは作りやすい」
高校日本代表「侍ジャパン」は10日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」で台湾と決勝戦を迎える。9日に行われたスーパーラウンド3戦目・台湾との“前哨戦”は2-5で敗戦。10日の決戦で勝てば初の世界一に輝く侍U-18代表は、エースの前田悠伍投手(大阪桐蔭)に先発マウンドを託す。
前田は9日の台湾戦では出番なし。10日の決戦に備えた。“前哨戦”での敗戦にも「こちらはリベンジするだけ。チャレンジャーの分、気持ちは作りやすい」と力を込めた。決戦の日曜日は、多くの集客が見込まれる。
9日の試合も多くの観衆が集まった。チケットは2000枚以上が売れ、台湾を応援する歓声が響いたが、前田は「台湾の応援も気にはなりません。甲子園の方が全然すごいんで。緊張もしてないです」と強気だった。
馬淵史郎監督は「勝てるピッチングをしてほしいです」と切実に願う。悲願の世界一へ、エースのマウンドさばきに期待がかかる。
(真柴健 / Ken Mashiba)