154キロが「途中で上いってない?」 “NPB最強”山本由伸の凄さ凝縮した芸術的1球
田村を空振り三振に仕留めた154キロの浮き出る直球が凄い
■オリックス 4ー0 ロッテ(9日・ZOZOマリン)
オリックスの山本由伸投手が9日、自身2度目となるノーヒットノーランを達成した。NPB史上88人目、通算100度目となる快挙は、戦後初の2年連続達成という歴史的偉業となった。9回8奪三振、わずか102球の“山本劇場”だったが、その中に打者もファンも驚かせる一投があった。芸術的な1球に、「なんつー美しいストレート……」「たぶんボールもびっくりしてる」と多くの驚きの声が寄せられた。
3回先頭で田村龍弘捕手と対峙すると、2ストライクに追い込んだ4球目、外角高めの154キロの直球で空振り三振に仕留めた。捕手のミットに突き刺さるような威力のあるボールにバットは空を斬り、田村も驚きの表情でベンチに下がっていった。
「パーソル パ・リーグTV」が公式YouTubeでこの投球を紹介すると、早速「この1球だけで山本由伸はエグいって言うのがよくわかる」「まさに火の玉ストレート」「目の錯覚だろうが途中で上にいってない?」「加速してそう」とファンが続々と反応した。さらに、打者29人を102球で封じた快投劇にも「102球全部にピックアップする価値がある」と絶賛の声が集まった。見る者の多くを驚かせた“NPB最強”右腕の常識外れの投球は、一晩で15万回再生を超え、大反響となっている。