初の世界一から一夜、侍U-18が帰国会見 馬淵監督「スモールベースボールが世界に通用」
前田悠伍投手「良い経験をさせてもらったので、生かすのは自分次第」
台湾(台北)で行われた「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」を制し世界一となった高校日本代表「侍ジャパン」は11日に帰国。馬淵史郎監督とコーチ、20人の選手たちが羽田空港で記者会見に臨んだ。
10日に行われた決勝戦で台湾を2-1で破り、初の世界一に輝いた。オープニングラウンドのグループBを4勝1敗で突破すると、スーパーラウンドを2連勝で決勝進出。最終戦では台湾に2-5で敗れたが、決勝でリベンジを果たした。
馬淵監督は「スモールベースボールを掲げてやった。違うやり方も当然あると思う。少なくとも高校野球の代表がああいう野球をやれば、世界的にも通用するということを示せたのはよかったと思います。監督に要請されたときに、そういう野球をやっていいですか? と聞いて了解をもらった」と総括した。
また、決勝に先発した前田悠伍投手(大阪桐蔭)は「3試合登板させてもらったんですけど、全部、優勝に導くと心がけて投げていた。世界一はなかなか経験できない。良い経験をさせてもらったので、生かすのは自分次第。日々の練習から高い意識でやっていく」と話した。今後はドラフト候補としても注目が集まる。
全国の高校から選手たちが集まり、共同生活を送った。馬淵監督は「チーム結成して、日常生活、朝の起床から見ていて良いチームだなと感じていました。12万8000人の高校球児の代表として臨めるチーム。立派な挨拶もできる。これは本当に良いチーム。彼らが将来、日本の野球、全国のリーダーになれるように。プロアマ問わず。そういった選手になってほしい」とエールを送った。
(Full-Count編集部)