大谷翔平が右手に大きな治療器具 日米メディア騒然も“変わらぬ日常”…復帰は間近か
主砲ムスタカスが左手首痛のため途中交代「明日どうなるか状況を見ていくよ」
■マリナーズ 8ー0 エンゼルス(日本時間13日・シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われたマリナーズ戦を欠場した。先発メンバーから外れ、出場機会もなかった。チームは完封負けを喫し、連勝は3で止まった。試合終了後には早期の復帰を予感させる動きを見せた。
8失点完封負けでドヨーンとしたエンゼルスのクラブハウス前。「お疲れっした」。黒の帽子、グレーのスウェットを着た大谷が、水原一平通訳とともにネビン監督の囲み取材を待つ報道陣の前に現れた。右手に大きな治療器具。右肘の内側側副靭帯を損傷し、右脇腹を痛めているにも関わらずだ。40メートルほど歩いている途中で左手に持ち替えていたものの、日常生活には支障はないということか。日本メディアだけでなく、米メディアの視線も集めていた。
この日の欠場で4日(同5日)の本拠地・オリオールズ戦から9試合連続となった。試合前に室内で打撃練習を行い、患部を確認。ネビン監督は復帰について、「彼が準備ができているという日にプレーする。準備をしてプレーできる状態だと言ってきたら試合に出す」と、試合復帰は大谷本人に任せる意向を示した。ネビン監督は本拠地に戻る15日(同16日)のタイガース戦での復帰を描いているが、やはり遠くはなさそうだ。
主砲のムスタカスが5回の守備から左手首痛のため途中交代となった。2015年ロイヤルズのワールドシリーズ制覇に貢献し、エンゼルスで若手の手本となっている通算215本塁打の大砲は「明日どうなるか状況を見ていくよ」と話すにとどめた。またしても負傷者。悪い流れを脱したいところだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)