年俸差320億円…再建球団にやられた屈辱 優勝消滅のヤ軍に嘆き「地獄のシーズン」
名門ヤンキースは地区優勝の可能性が消滅
ヤンキースは11日(日本時間12日)、地区優勝の可能性が消滅した。この日は試合が中止となったが、首位オリオールズが勝利したことにより、2年連続の“栄冠”とはならなかった。
今季のア・リーグ東地区は、2016年以降低迷が続いていたオリオールズが躍進。レイズも上位をキープし、名門であるレッドソックスとヤンキースが下位を争った。勝ち越しても最下位となってしまうハイレベル争いが繰り広げられたが、20試合弱を残してヤンキースとレッドソックスは地区優勝の可能性が消滅した。
今季のヤンキースはエースのゲリット・コール投手こそ好投を見せているが、6年1億6200万ドル(約225億8500万円)の超大型契約で獲得したカルロス・ロドン投手や、昨年12勝をマークしたネスター・コルテス投手らが不調。昨年リーグ記録の62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ外野手は、怪我で離脱するなど本塁打数は半減。グレイバー・トレース内野手は25本塁打、OPS.801と奮闘するも、打線の繋がりを欠き、チーム打率はアスレチックスより1分低い.225で、両リーグワーストとなっている。
メジャーリーグの契約情報専門サイト「コッツ・ベースボールコントラクツ」によると、開幕時総年俸は2億7774万9872ドル(約409億円)で30球団中2位。一方、首位オリオールズは6087万2400ドル(約89億6600万円)で同29位だった。オリオールズが高い“コスパ”で首位を走る一方で、ヤンキースは大金を積みながらも、激戦区を勝ち抜くことが出来なかった。
ヤンキース専門のポッドキャスト番組「トーキン・ヤンクス」のX(旧ツイッター)には「本当に残念です」「地獄のシーズンはもう終わる」「屈辱だ」「来季に向けて構築を始めろ」「恥ずかしい」などと、ファンからのコメントが寄せられていた。
(Full-Count編集部)