大谷翔平は故障…ド軍左腕は逮捕 アクシデント続出のFA市場、日本人右腕が争奪戦も
大谷は故障、ド軍ウリアスは不祥事で休職中
エンゼルス・大谷翔平投手が右肘の靭帯を損傷したニュースは、今オフのFA市場に大きな影響を与えている。ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、「もし今年の冬に先発投手が必要なら、あなたは(その球団は)危機に瀕しているということだ」と、FAとなる先発投手たちが、軒並み故障や不振に苦しんでいる現状を嘆いた。
大谷は故障の影響で、少なくとも来シーズンは登板する事が出来ない。他にも、大谷に次ぐ先発投手として注目されていたドジャースのフリオ・ウリアス投手は、9月にDV容疑で逮捕され、休職扱いに。フィリーズのアーロン・ノラ投手は12勝を上げているものの、防御率は4.64と決して安定しているとは言えない成績。ヤンキースのルイス・セベリーノ投手は防御率6.65で、9日(日本時間10日)に左腹斜筋の故障で負傷者リスト(IL)入りするなど散々な状態だ。
また、今季終了後に契約破棄権が付いているカブスのマーカス・ストローマン投手は、怪我の影響で8月2日(日本時間3日)からILリスト入りしている。ドジャースのランス・リン投手については、同記者は2024年の球団オプション1800万ドル(約26億5000万円)を行使すると見ている。
先発投手のFA市場が不作なことから、記事に挙げられたのがオフにメジャー挑戦が噂されているオリックス・山本由伸投手だ。同記者は「こういった環境があるため、私はヨシノブ・ヤマモトがかなりの金額の契約を得ると予想している」と、日本人右腕が争奪戦になるかもしれないと予想した。
(Full-Count編集部)