大谷翔平に迫る“Xデー” 濡れ髪のまま敵地退散…右肘治療方針の決断は?

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷代理人は15日辺りで右肘の治療方針を決めるとしていた

 エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたマリナーズ戦を欠場した。先発メンバーから外れ、そのまま出場機会がなかった。これで10試合連続欠場。14日(同15日)は休養日で、復帰は本拠地に戻る15日(同16日)のタイガース戦以降となった。

 一方で、来季以降を左右する“Xデー”も迫っている。損傷した右肘の内側側副靱帯の治療方針だ。大谷の代理人、ネズ・バレロ氏は4日(同5日)に報道陣の取材に応じ、「情報を集め正しい決断をしなければならない。あと10日、11日だろうか」とし、14日(同15日)辺りで治療方針を決断するとしていた。

 チームも大谷サイドに治療方針の決断を任せる考えだ。2度目のトミー・ジョン手術を受けるのか、それとも違う治療法を選択するのか。そして全治はどの程度になるのか。いずれにしても二刀流・大谷にとって大きな決断になるのは間違いない。

 この日の大谷は試合前に同僚とゲームに興じるなどリラックスした表情。試合後はベージュのジャケット、ブルージーンズとカジュアルな装いで、報道陣に対して「お疲れっした。お疲れっした」と挨拶。シャワー後で濡れた髪のまま球場を離れた。その表情はスッキリしたようにも見えた。

 球団のアダム・チョズコ広報部長は「明日(現地14日)発表することは何もないよ。(報道陣は)休んでもらって大丈夫だ」と話したが……。何かと落ち着かない日となりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY