試合後にコンサート…42歳の“転身” 200勝まであと「1」狙うは有終の美
メジャー生活18年目のウェインライトが目指す未来
通算200勝に「あと1勝」としているカージナルスのアダム・ウェインライト投手が“第2の人生”に向けて、着々と準備を進めている。カージナルス地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」のリック・グールド記者は「ウェインライトのブッシュ・スタジアムでの最後の週末には、ライブコンサートも行われる」と報じている。
カージナルスは9月30日(日本時間10月1日)の試合後に、ウェインライトがギタリスト兼カントリースターとして複数の新曲を披露すると発表。さらに、花火も打ち上げられる予定となっている。
2005年にメジャーデビューを果たし、18年目を迎えるウェインライトは通算199勝をマークしている。42歳となった今季はここまで20試合に登板し、4勝11敗で防御率7.95と本調子とはいかない様子。12日(同13日)のオリオールズ戦で5回94球7安打2失点の投球で今季4勝目を掴んだ右腕は、200勝に王手をかけた。
快挙到達後は“転身”も視野に入れている。米メディア「CBSスポーツ」では「コンサートでは今後発売するアルバムからの曲が披露される」と言及されている。20年近くカージナルスの一員としてプレーし、ワールドシリーズ制覇に貢献。ゴールドグラブにも2度選出した右腕が、球界からカントリーミュージック界への転身に向けて準備を始めているのであった。
今年3月30日(同31日)の本拠地開幕戦(ブルージェイズ戦)では国歌も披露。彼が18年間のキャリアを終える頃には、カージナルス史上屈指の偉大な投手であるウェインライトが通算200勝を達成していることを願うばかりだ。
(Full-Count編集部)