大谷翔平は「出場すべき？」「休むべき？」　米メディア大激論…揺れる“休養問題”

大谷翔平は復帰すべきなのか

　エンゼルスの大谷翔平投手は13日（日本時間14日）に敵地で行われたマリナーズ戦を欠場した。先発メンバーから外れ、これで10試合連続で出場機会もなし。米国の解説陣では、試合に出るべきか、休養すべきなのかの議論が白熱している。

　大谷の試合出場に関して、意見が割れている。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBセントラル」で司会を務めるローレン・シェハディ氏は「（大谷は右肘の）靭帯を損傷していますが、今シーズンのプレーを継続するべきでしょうか？」と問いかけると、同じく司会を務めるロバート・フローレス氏は「シャットダウンすべきだ。潮時だ。彼がギブアップしたいのでのはなく、体が疲れ切っている」と休養を求めた。

　さらにフローレス氏は「（大谷は）まだ疲労感と戦っているし、腕や肘の問題もある。試合に出場し続けたい気持ちには感謝しているけどね」と大谷の出場意欲を思いやった。フローレス氏は大谷が残り期間を欠場しても「彼がMVPだ。少なくても私はそう思う」と話すなど、大谷のこれまでの活躍を高く評価した。

　欠場を推す声とは反対に、大谷の出場を願う意見もある。WBC米国代表監督を務めたマーク・デローサ氏は「決まっているだろ。ネブ（ネビン監督）には、チャンスがあったら彼を毎回使い続けてほしい」と言及。「マイク・トラウトは11週間見ていないし、レンドンはどこにいった？　両者ともに負傷している。オオタニもシャットダウンするのかい？　そうしてほしくはない。彼はプレーするべきだ」と“野戦病院化”するエンゼルスの中で、背番号「17」のプレーこそが光明になると話した。

　大谷の試合復帰があるとするならば、15日（同16日）のタイガース戦以降。二刀流が下す決断に注目が集まる。

（Full-Count編集部）