千賀滉大がCY賞候補にも名乗り わずか5人の防御率2点台…“急浮上”を米絶賛「驚異的」
ダイヤモンドバックス戦に先発し、今季11勝目をマーク
■メッツ 11ー1 Dバックス(日本時間15日・ニューヨーク)
メッツの千賀滉大投手が14日(日本時間15日)、ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回2安打無失点で今季11勝目を挙げた。防御率を2.95のメジャー4位とすると、メッツ地元メディア「Metsmerized Online」の編集長マイク・メイヤー氏は「サイ・ヤング賞レースに加わったこと間違いなし」とX(旧ツイッター)で言及した。
力ある直球と、自慢のフォークが冴えた。この日は5回まで毎回の複数三振を奪った。今季5度目となる2桁奪三振で11-1の快勝劇の立役者となった。メイヤー氏が「最近4先発で2桁奪三振3度」とすると「ROY(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)にも選出されるべき」「CY賞投票でトップ3には入るだろう」「彼は驚異的。NPBから来て1年目でこれ以上は望めない。来年が楽しみ」などの声が上がり、ファンは興奮している様子だった。
この日は10個の三振のうち、8個が空振り三振。「うちのローテの3番手になる予定が、正真正銘のエース!」と歓喜の声を上げるファンも見られた。さらにMLB公式のメッツ番記者アンソニー・ディコモ氏は「規定投球回数に達しているナ・リーグ投手の中で防御率が3点を切っているのは5人だけ」と自身のX(旧ツイッター)で紹介。パドレスのブレイク・スネル投手が2.43、カブスのジャスティン・スティール投手が2.49で、3位には千賀が続く。ア・リーグを合わせても、防御率3点以下はわずか5人となっている。
この成績を見たファンは「これまでより大きなボールや登板間隔の短さに対応、メジャーに順応し、生活のすべてを変えなければいけなかった中で、千賀の今季はあまりにすばらしい」と絶賛。球宴選出も果たした千賀が、サイ・ヤング賞レースにも名乗りを上げる。
(Full-Count編集部)