大谷翔平ら主力投手が続々離脱「馬鹿げた事態に」 故障相次ぐ米球界に懸念の声
アルカンタラ、シャーザー、大谷も…エース級の投手が続々故障離脱
昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたマーリンズのサンディ・アルカンタラ投手は、13日(日本時間14日)に内側側副じん帯のねん挫が判明したと、米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が伝えた。今季は大谷翔平(エンゼルス)を始め、マックス・シャーザー(レンジャーズ)らエース級の投手が続々怪我で離脱。各球団のファンも「腕の怪我が多すぎる」と頭を抱えている。
米スポーツ局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者はX(旧ツイッター)で、「今季怪我が理由でシーズン絶望となった先発投手一覧」と、6月までに11勝を挙げていたシェーン・マクラナハン(レイズ)や、ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)ら17選手の名前を挙げた。これはごく一部に過ぎないものの、名だたる選手がこぞって怪我に泣いている事が分かる。
今や、投手にとって肘を怪我することは当たり前のような状況となっている。同記者の投稿には、嘆きの声やルール改正を求める声が相次いだ。「なんてこった、いったい何人の投手にこれが起きるの?」「MLBは投手たちに、このじん帯を捻挫するとどういう感覚を覚えるのか教育すべき。ばかげた事態になってきた」「ロースター枠の拡大が必要」「ピッチクロックが問題に違いない」「投手には渾身の力を込めて全球投げるのではなく、ピッチングの仕方を教えるべき。この世にはもっとグレッグ・マダックスのような投手が必要なのかも」と、ロースター枠の拡大や、球速重視の風潮について触れる声もあった。
(Full-Count編集部)