大谷翔平、日本人初のHR王はほぼ確実 今季終了も2位が不振…イチロー以来の快挙へ
44本塁打はア・リーグトップ、2位に9本の大差
エンゼルスは16日(日本時間17日)、大谷翔平投手を右脇腹痛で10日間の負傷者リスト(IL)に入れ、今季の残り試合を欠場すると発表した。それでも、2位に9本差をつけてア・リーグ本塁打王争いを独走中。日本人初となる本塁打王の栄誉に輝くのはほぼ確実だ。
大谷を追う選手たちの成績を見てみると、35本で2位のルイス・ロバートJr.外野手(ホワイトソックス)は、15日(同16日)時点で9月は打率.175、0本塁打と調子を落とし、大谷との差を縮めることができていない。大谷を超えるには、残り14試合で10本の本塁打が必要だ。
34本で3位のアドリス・ガルシア外野手(レンジャーズ)は、9月8日(同9日)に右膝の痛みで10日間の負傷者リスト(IL)入り。最短で18日(同19日)に復帰したとしても、大谷を超えるにはそこから13試合で11本塁打が必要だ。離脱前のガルシアは、本塁打のペースは4試合に1本。巻き返すには相当なペースアップが求められる。
4位には昨季62本塁打を放ってMVPに輝いたアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)がいるが、今季は怪我での離脱もあって32本となっている。打撃3部門のタイトルを日本選手が受賞すれば、2004年に首位打者となったイチロー以来。本塁打王はアジア人としては初の栄誉となる。1度目のMVPを受賞した2021年の46本塁打を更新することはできなかったものの、戴冠を目前としている。
(Full-Count編集部)