大谷翔平は「靴下を履く姿でさえ」見本に 試合中に打撃指導…指揮官は“コーチ役”に期待
ネトが試合中に大谷にアドバイスを求める、ネビン監督「最高の選手を見習いたいんだ」
■タイガース 5ー3 エンゼルス(日本時間18日・アナハイム)
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは17日(日本時間18日)、本拠地で行われたタイガース戦で敗れて5連敗を喫した。今季ワーストを更新する借金14となり、8年連続のシーズン負け越しが決まった。
前日16日(同17日)に15日間の負傷者リスト入りして今季終了した大谷は、2試合連続で笑顔でベンチに姿を見せた。試合中に、新人の22歳ネトにアドバイスを送る場面も。左足を大きく上げてタイミングを取るネトだが、すり足の打撃フォームに。この日ヒットこそ出なかったが、9回2死は強い当たりの遊直を放った。試合後、ネビン監督は饒舌に振り返った。
「ショウヘイは試合に出場していたから試合中にあまり見られなかったけど、試合前後、そしてケージでもアドバイスを送る。そういうチームメートだ。ベンチにいるので、今後そういう光景が増えるだろう」
「コーチが教えられることには限界がある。私もベテランのチームメートから最も多くのことを学んだ。(大谷が)ソックスを履く姿でさえ、若手は見る。話し方、そして行動もそうだ。最高の選手を見習いたいんだ」
試合中は三塁ベンチ内にいる大谷に多くのファンがカメラを向けた。指揮官は「ショウヘイが注目を浴びることは慣れているよ」と気にならないと語った。20日(同21日)からの敵地6連戦に帯同しない大谷は試合後、報道陣に「お疲れっした」と挨拶。遠征へ準備をする同僚から離れ、足早に球場を後にした。