大谷翔平のNHK中継も今季終了 ベンチ映像は大好評も…“大谷ロス”に拍車か
NHKカメラは大谷の同僚との談笑や兜パフォーマンスを撮影していた
エンゼルス・大谷翔平投手の今季終了が発表されて一夜。本拠地・エンゼルスタジアムには、少し早い秋風が吹いた。大谷出場試合を毎試合のようにテレビ中継してきたNHKは、16日(日本時間17日)の本拠地・タイガース戦限りで今季のエンゼルス戦の放送を終了。今後は初のポストシーズン出場がかかった鈴木誠也外野手が所属するカブス戦を中心に中継していく方針だという。
「今年のエンゼルス戦の中継は終了しました。ありがとうございました」。試合開始の2時間30分前。エンゼルスのロッカールームが報道陣に開放されると、NHK中継関係者がチームや報道関係者に挨拶まわり。いつもならシーズン最終戦で見る光景だ。
エンゼルス戦を残り13試合残しての終戦。試合中は地元放送局バリースポーツ・ウエストと連携し、エンゼルス選手が本塁打を放った後の“兜パフォーマンス”はNHKの中継カメラを使って撮影されたものだった。16日(同17日)の試合で日本のお茶の間を楽しませた、大谷の同僚との談笑シーンもNHKカメラで撮影されたもの。大谷がダグアウト内で見せた“わちゃわちゃ”は、もう今年は見られないことになる。
例え大谷のプレーが見られなくても……。この日も多くの日本人ファンがエンゼルスタジアムに詰めかけた。球場正面のチームストアには日本人ファンが長蛇の列。17番ユニホームは飛ぶように売れ、大谷関連グッズはほぼ売り切れ。9月に入ってから品薄の状態が続いている。
この日、ネビン監督は大谷が19日(同20日)からの敵地6連戦に帯同しないことを明らかにした。レギュラーシーズン最終週の本拠地6試合には“再合流”する見込みだが……。NHK中継の終了で、“大谷ロス”に拍車がかかりそうだ。