2か月でわずか12勝…惨状に指揮官「最悪だ」 大谷トラウト欠き低迷も「これが現実」
悪夢の8・9月は12勝31敗…苦しい戦いにネビン監督「これが現実」
■タイガース 5ー3 エンゼルス(日本時間18日・アナハイム)
エンゼルスは17日(日本時間18日)、本拠地で行われたタイガース戦に5-3で敗れ、9月2度目の5連敗を喫した。主砲のマイク・トラウト外野手をはじめ多くの故障離脱者に加え、大谷翔平投手が右脇腹のため故障者リスト(IL)入りして今季のプレーを終了。明るいニュースも少なく、“泣きっ面に蜂”の状態に指揮官も「置かれた現状は理解している。でも、負けるのは楽しくない」と、頭を悩ませている。
7月に大型補強を敢行して、9年ぶりのポストシーズン進出に向けての本気度がうかがえたが、勝負の8月に8勝19敗と大失速。9月もここまで4勝12敗で、この2か月で12勝31敗と厳しい戦いが続いている。この日の試合後、ネビン監督が今シーズンの戦いについて、「最悪だ。私たちの置かれた現状は理解している。でも、負けるのは楽しくないという事実は変わらない」と苦しい心境を吐露した。
続けて、チームの現状についても「もちろん、(前半戦と比べて)少し違っている。(本来は)チャンスがなかった選手が、出場機会を得ている。それは、この時期に私たちが想定していたことではない」と、従来のプランから逸れた戦いを強いられていることを語った。「これが現実だ。(それでも)私たちはファンのため、(チームに関わる)すべての人々のため、そして野球界のために全てを出し切って戦い続ける」と、シーズン終了まで戦い抜くことを誓った。
この指揮官の総括を、米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者が自身のX(旧ツイッター)で公開すると、ファンからは様々な声が集まった。「フロントがネビン監督のせいにしているのは気に食わない」と、編成部門に対する意見や、残り11試合となり「ファンのため最後までいい試合をしてほしい」と切実な思いを伝えるコメントがあった。2014年ぶりのプレーオフ進出はならなかったが、来季の反攻に向けて、無駄な試合はひとつもない。
(Full-Count編集部)