最速158キロ左腕に“最強青学コンビ”、侍U18世界一戦士も 逸材続々…志望届公示選手

東洋大・細野晴希、青学大・常廣羽也斗、下村海翔(左から)【写真:加治屋友輝、中戸川知世】
東洋大・細野晴希、青学大・常廣羽也斗、下村海翔(左から)【写真:加治屋友輝、中戸川知世】

U-18代表の森田は甲子園で2発…常廣は大学選手権、下村は日米大学野球MVP

 日本高野連と全日本大学野球連盟による「プロ野球志望届」の公示は9月1日にスタート。19日までに高校生85人、大学生84人がリストに名を連ねている。先のU-18W杯で優勝した高校日本代表「侍ジャパン」のメンバーや、来季の“即戦力候補”として期待される大学生ら、有力選手が続々公示されている。

 高校生では19日、U-18W杯で活躍した森田大翔内野手(履正社)の名前があった。今夏の甲子園では2本塁打を放った三塁手。U-18W杯でも打率.278(18打数5安打)を記録して優勝に貢献した。

 13日には広陵の真鍋慧内野手や報徳学園の堀柊那捕手らが提出した。真鍋は「広陵のボンズ」と称される左のスラッガーで高校通算62本塁打を記録した。強肩捕手として評価が高い堀は、主将として今春の選抜大会準優勝に貢献した。

 他にも、最速150キロで今夏の大阪大会決勝では大阪桐蔭を相手に完封勝利を飾った履正社の左腕・福田幸之介投手、身長191センチで最速148キロを誇る修徳の右腕・篠崎国忠投手らが提出を済ませている。

 大学生では“即戦力候補”が既に多数公示されている。19日には21人が新たに掲載され、東洋大・細野晴希投手の名前もあった。左腕は大学日本代表の一員として登板した高校日本代表との壮行試合で158キロをマークして度肝を抜いた。中大の右腕・西舘勇陽投手は最速155キロを誇る。

 今年の大学選手権を制した青学大では常廣羽也斗と下村海翔の両投手や、主将の中島大輔外野手が13日に公示された。最速155キロ右腕の常廣は大学選手権でMVP、下村は日米大学野球でMVPに輝いた。13年連続でドラフト指名されている明大からは上田希由翔内野手、蒔田稔、村田賢一、石原勇輝の3投手が提出している。

 昨年は高校生154人、大学生187人の計341人が提出した。今年のドラフト会議は10月26日で、志望届の締め切りは同12日。37日後に迫った“人生の分かれ道”に臨む選手たちの動向から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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