鷹・藤本監督、イニング途中で捕手交代の奇策実らず 嶺井→甲斐で失点重ねベンチで呆然
5回途中に突然、キャッチャーを交代するもそこから2本の適時打浴びる
■楽天 ー ソフトバンク(20日・楽天モバイル)
ソフトバンクの藤本博史監督が繰り出した奇策は完全に裏目に出た。20日に敵地・楽天モバイルパークで行われた楽天戦。5回途中にスタメンで起用した嶺井博希捕手から甲斐拓也捕手にキャッチャーを交代させる“荒技”に出たが、交代も虚しく楽天打線に連続適時打を浴びて、この回3点を失った。
1-1の同点で迎えた5回だった。先発の大関友久投手が先頭の太田光捕手に四球を与え、小深田大翔内野手に犠打を決められた。ここでベンチは大関から津森宥紀投手にスイッチ。だが、右腕は村林一輝内野手に勝ち越しの適時打を浴びると、続く伊藤裕季也内野手にも中前安打を浴びた。
1点ビハインドの1死一、三塁となると、ここで藤本監督は突然、嶺井から甲斐に捕手を交代。甲斐は慌ててキャッチボールで体を温めてマスクを被ったが、つもりは島内宏明外野手に右前適時打、続く浅村栄斗内野手にも右前適時打を許した。捕手交代も実らずに失点を重ね、この回4安打で3失点。策を繰り出した藤本監督もベンチで呆然としていた。
(Full-Count編集部)