猛追のライバルはPO進出見込みも「それでも大谷」 米敏腕記者、MVPに揺るがぬ自信
ヘイマン記者「シーガーはとつてもない活躍をしていると思います」
エンゼルスの大谷翔平投手は、19日(日本時間20日)にロサンゼルス市内の病院で右肘靱帯の手術を受けた。今季はすでにプレーしないことが決まっているが、米記者たちのMVP予想は揺るがないようだ。
米ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者と同紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏が司会を務めるポッドキャスト番組「ザ・ショー」で議題に上がったア・リーグのMVPレース。シャーマン記者から「最低でもコーリー・シーガーは2位になります。1か月前は、オオタニのMVPは確定という感じでしたが、シーガーは復帰後コンテンダーの一員として戦っています。一方で(大谷の)エンゼルスは、プレーオフ争いから離脱しました。シーガーが逆転でMVPを獲得する可能性はでてきましたか?」と問われたヘイマン記者は、キッパリ言い切った。
「シーガーはとてつもない活躍をしていると思います。いい遊撃手ですし、おそらくリーグで一番の選手です。打率は.340近くをマークし、ホームランも30本、OPSは1.000を優に超えています。敵軍は彼のことを恐れています。素晴らしいですし、アメージングですが、(MVPの)可能性があるかわかりません。オオタニが獲得するでしょう」
さらに「私はMVPを選ぶとき、その選手がプレーオフ争いをしているか考慮します。シーガーの所属するチームは(プレーオフに)進出するでしょう。それでも、満票ではないでしょうがオオタニだと思います」「投手としてもリーグで上位に入る選手です。そしていまだにリーグトップのOPS、長打率、本塁打をマークしています。なので、おそらくオオタニだと予想します」と説明した。
「認知バイアス(直前の出来事の方が印象に残りやすいこと)や調子を上げてきたことを考慮して、シーガーに投票する人はでてくると思います」と懸念材料をあげたが、ヘイマン記者も「それでも、若い投票者を中心にほとんどの人がスタッツを見て判断するでしょう。最後の30試合を欠場しようが、歴史的なシーズンなことには変わりません。ピッチャーとしてはリーグトップ5か6に入り、打者としてもトップ2に入る活躍です。歴史的なシーズンと言うには十分な数字です」と太鼓判を押した。
(Full-Count編集部)