大谷翔平が到達した“史上最少”での偉業「10.0」 MLB公式も驚嘆する「狂気の成績」
大谷翔平は指標「WAR」で今季初めて「10.0」に到達
今季のメジャーリーグもレギュラーシーズンはがいよいよ大詰め。MLB公式サイトは今季の「狂気スタッツ」トップ10を選出。エンゼルス大谷翔平投手が、セイバーメトリクスの指標「WAR(Wins Above Replacement)」で自身初の10.0に到達したことを、その1つにあげている。
「WAR」は打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して貢献度を表す指標。投打で圧倒的な成績を残した大谷はメジャー6年目にして、MLBの記録専門サイト「Baseball Reference」が発表したWARで“大台”に到達した。
記事は135試合出場で10.0に達したことに「フルタイムの投手を除けば、両リーグ史上最も少ない出場試合数での2桁WARシーズンとなる」と伝えた。これまではレッドソックス時代のムーキー・ベッツ(現ドジャース)が2018年に136試合で残したWAR10.7が、最も少ない出場試合数だった。
また、「最後の25試合を欠場しながらもリーグMVP選出がかなり濃厚だ」と解説。MLB公式のサラ・ラングス記者によれば、MVPの選手としてはシーズン終盤で最も多くの試合に欠場したことになる。同僚のマイク・トラウトは3度目のMVPに輝いた2019年、ラスト19試合を欠場したという。
投手で10勝、打者で44発、OPS1.066と驚異的な成績を残した大谷。右肘内側側副靱帯の損傷と右脇腹痛でフル稼働はならなかったが、逆にその凄さがクローズアップされる結果にもなった。
(Full-Count編集部)