大谷とダルの“共闘”は消滅か スター軍団が痛恨の負け越し、予算大幅削減へ…米報道
スター選手が揃うも…今季78勝80敗で地区3位タイのパドレス
ダルビッシュ有投手らスター選手が揃うパドレスは今季、26日(日本時間27日)時点で借金2と低迷。プレーオフ進出の可能性こそわずかに残しているものの、補強に見合う結果は残せなかった。地元紙は、来季に向けてオフに大幅な緊縮財政の可能性を指摘している。
昨季は地区2位でシーズンを終え、地区シリーズではドジャースを破り優勝決定シリーズにコマを進めた。昨オフにはザンダー・ボガーツ内野手を11年2億8000万ドル(約417億円)で獲得。チームにはフアン・ソト外野手やマニー・マチャド内野手、フェルナンド・タティスJr.外野手らスター選手が揃いながら、チーム打率は30球団中19位の.244、得点も同18位の732と、なかなか奮わなかった。
地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」は「開幕時のペイロールは2億4900万ドル弱(約370億円)で、スター選手を積極的に獲得したこともあり、パドレスは2023年のチャンピオンシップを獲得することを十分に期待されていた」と指摘したが、まさかの低迷。「パドレスがペイロールを2億ドル程度(約300億円)に削減する計画、フロントオフィス変更の可能性も」と伝えた。
大型補強を連発する球団だけに、今オフにはFAとなる大谷翔平獲得の噂も囁かれたが、同紙は「より手頃なロースター作りに取り組む」と、来季に向けてこれまでと異なった戦略を計画していると報じた。その中には選手のペイロールを2億ドル程度に削減するなどが含まれているという。
米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」も「パドレスには、FAが迫っている選手や行使されるかどうかわからない契約オプションがあるため、ペイロールの削減は予想外というわけではないが、注目すべきはAJ・プレラー編成本部長が必ずしも戻ってくるとは限らないことだ」と、プレラーGMの解任の可能性もあるとみているようだ。
(Full-Count編集部)