大谷翔平、6年目で初の3割打者に イチロー以来13年ぶり快挙、指揮官「才能を最大限に」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

日本選手では2010年イチロー以来13年ぶりの打率3割を記録

 右肘靱帯の手術を受け、今季終了したエンゼルス・大谷翔平投手はメジャー6年目で初めて打率3割に到達した。135試合出場して打率.304(497打数151安打)を記録。日本選手では2010年イチロー以来13年ぶりの3割打者の誕生となる。

 日本選手で規定打席に到達して3割を超えたのはイチローと松井秀喜だけ。イチローは2001年から2010年まで10年連続でクリア。松井秀は2005年に打率.305を記録した。大谷は「十分に狙えるんじゃないかなと思います」と語っていたが、有言実行となった。今季から極端な守備シフトが禁止になったこともあるが、フィル・ネビン監督はどう見ていたのか。

「本当にいい打者だからだ。それが最適な説明だろう。本当に才能のある選手だから、これまでにあらゆる才能を最大限にまで伸ばしてきた。それに最も一生懸命な人間の1人だ。フィールド上だけではなくね。日々の生活であらゆることをする上で、体を大事にしている。投手の研究もしている。私が今までに見た他の誰よりも上手に、才能を最大限に伸ばすことができるのが彼だ」

 現時点で、ア・リーグで打率3割以上を記録しているのはレンジャーズのコーリー・シーガー内野手、レイズのヤンディ・ディアス内野手、ブルージェイズのボー・ビシェット内野手の4人だけ。メジャー全体では9人となっている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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