松田&藤田が引退、「松坂世代」最後の現役や長距離砲は健在 “40代”10人の2023年

ヤクルト・青木宣親、石川雅規、ソフトバンク・和田毅、西武・中村剛也(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
ヤクルト・青木宣親、石川雅規、ソフトバンク・和田毅、西武・中村剛也(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

今季NPBの“40代”は10人…巨人・松田&DeNA・藤田が引退を発表

 巨人・松田宣浩内野手が28日に今季限りでの現役引退を発表。今年5月に40歳を迎えた三塁手はソフトバンクで17年、巨人で1年、計18年のプロ野球人生に幕を下ろす。今季NPBでプレーした“40代世代”は松田を含めて10人。球界を支えてきた選手たちの今季を検証する。(記録は27日終了時点)

 球界最年長の43歳、ヤクルト・石川雅規投手は13登板で2勝5敗、防御率3.98。現役最多の白星を185に伸ばした。185敗も現役最多。長年やってきた証だろう。42歳のソフトバンク和田毅投手は19登板で7勝6敗、防御率3.34。「松坂世代」最後の現役選手は衰えを感じさせない。

 41歳のヤクルト青木宣親外野手は93試合で打率.252(214打数54安打)。日米通算安打は2702本(NPB1928本、MLB774本)に達している。一方、巨人・中島宏之内野手は今季8試合出場にとどまり、打率.278(18打数5安打)。通算2000安打まであと72本だ。

 西武の40歳コンビは健在。中村剛也内野手は86試合でリーグ7位の17本塁打を放ち、現役最多の通算アーチは471本になった。栗山巧外野手は75試合で34安打、現役2位のNPB通算安打数を2120本にしている。

 オリックスの右腕コンビもリーグ3連覇に貢献した。40歳の比嘉幹貴投手は31登板で2勝6ホールド、防御率2.25をマークしている。そして、来年3月に40歳になる平野佳寿投手は今季も守護神に君臨。41登板で28セーブ、防御率1.15という圧倒的成績で、日米通算250セーブまであと「1」としている。

 引退を決めたのは松田と41歳のDeNA藤田一也内野手。藤田は8月22日に1軍再昇格し、クライマックスシリーズ進出を目指すチームのために力を振り絞っている。様々な表情を見せた40歳世代の選手たち。その姿は若手選手の模範になっている。

(Full-Count編集部)

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