117億円の元盗塁王「動きが鈍くなった」 “金満球団”低迷の一因…NY紙が不名誉選出
MVPの逆…LVP(Least Valuable Player)に選出
2023年シーズンも最終盤を迎え「ニューヨーク・ポスト紙」は、今季の各賞受賞者を予想。ア・リーグMVPには大谷翔平投手(エンゼルス)が選出されている一方で、ナ・リーグの「LVP」(Least Valuable Player:最も価値の低い選手)には、メッツのスターリング・マルテ外野手が選出された。
34歳のマルテは、2021年11月に4年7800万ドル(約116億5000万円)でメッツと契約。昨季は118試合に出場して打率.292、16本63打点、OPS.814をマーク。主に2番打者としてチームのプレーオフ進出を支えた。
今季メッツは、オフにバーランダーらを補強し、チームの年俸総額は30球団トップの3億6990万ドル(約552億円)。マルテもその一員として「2番・右翼」で開幕スタメンに名を連ねた。しかし、4月を終えて打率は.224。その後も調子が上がらず、その後は鼠径部の怪我もあって故障者リスト入りし、8月5日(日本時間6日)以降メジャーでプレー出来ていない。今季はここまで打率.248、5本28打点となっている。
同紙は「34歳のマルテは、今季、あらゆる面で抜け殻のように見えた。彼の打撃成績は急落し、守備も不振で、明らかに動きが鈍くなった」と指摘。マルテは、昨オフシーズンに両足の鼠径部に関連した手術したことで、動きに制限があったことを認めているという。
大金を積んだにも関わらず、メッツは低迷。ショーウォルター監督は、来季もマルテが右翼手としてプレーすることを望んでいるようだが、復活することはできるだろうか。
(Full-Count編集部)