大谷翔平、HR王じゃない“打者の栄冠”濃厚 獲得なら日本人初…裏付ける「1.066」
その年に最も活躍した打者が、両リーグから選出されるハンク・アーロン賞
エンゼルスの大谷翔平投手が、MVPに匹敵するもう1つの名誉に近づいている。その年に最も活躍した打者が、両リーグそれぞれ1選手ずつ選出されるハンク・アーロン賞だ。1999年に創設されたが日本選手の受賞は一度もなく、大谷も過去2年連続で最終候補入りしていたが、惜しくも受賞を逃している。
各リーグ8人ずつノミネートされ、ファン投票と殿堂入り選手の投票によってそれぞれ1人が選ばれる。投票のため予想は難しいが、過去2年間すべてOPSの最も高い選手が選出。昨季のア・リーグはOPS1.111のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、2021年は同1.002のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)が受賞している。
一方、大谷の昨季はOPS.875、2021年は同.964と2選手より低い数字だった。投手成績や守備成績はまったく考慮されないため、二刀流の大谷にとっては、MVPよりハードルは高いと言えるだろう。しかし、今季はOPS1.066で堂々のメジャー1位。コーリー・シーガー(レンジャーズ)が同1.027と迫っているが、残り3試合で逆転されなければ有利な状況になりそうだ。
(Full-Count編集部)