侍・井端新監督、次回WBCは「考えてない」 異例U15兼任&大会ごと契約…緊張の就任会見

侍ジャパンの新監督に就任した井端弘和氏【写真:小林靖】
侍ジャパンの新監督に就任した井端弘和氏【写真:小林靖】

日本の強みは「投手力、緻密な野球、結束力だと思います」

 NPBエンタープライズは4日、井端弘和氏が野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームの新監督に就任すると発表。都内のホテルで行われた会見では、やや緊張した面持ちで抱負を語った。2026年に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」については「考えていない」と話すにとどめた。

 契約期間は、2024年11月に開催される「第3回WBSCプレミア12」までを前提に、その後は大会ごとに続投を判断する。また、U-15代表監督も兼任し、史上初めてトップチームの監督が学生世代の指揮を執る。「アンダー世代には結束力、日本代表としての行動、言動を求めてきた。その辺かなと思います」とした。

 会見を通して、慎重に言葉を選んでいる印象だった。11月に開催される「第2回アジアプロ野球チャレンジシップ」が初陣。「今活躍している若い選手に、世界を経験していいものを出してもらい、次の大会に備えてほしい。強みは投手力、緻密な野球、結束力だと思います。今後は個々の力を伸ばしていってほしい」と抱負を語った。

 次回のWBCについての質問が飛ぶと、「お話をいただいてから日も経っていない。この状況に驚いていて、そこまで考えていない」と本音も。「アジアチャンピオンシップをどう戦うかしか考えていません」とした。現役時代に中日、巨人で名遊撃手として鳴らした井端新監督が、どのような采配を振るうのか注目だ。

(Full-Count編集部)

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