原監督、辞任決断はBクラス確定の夜 「阿部くんに託す、そういう決断をした」

巨人・原辰徳監督(左)と阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ【写真:矢口亨】
巨人・原辰徳監督(左)と阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ【写真:矢口亨】

9月29日にDeNAが勝利し球団初の2年連続Bクラスが確定した

 巨人の原辰徳監督は4日、本拠地最終戦(DeNA戦)の試合後に行われた最終戦セレモニーで、今季限りでの辞任を発表した。阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが監督に就任する。

 原監督はセレモニーで辞任を決断したのは、3位DeNAが勝利して、球団初の2年連続Bクラスが確定した9月29日の夜だったと明かした。山口オーナーと話をして「2つのこと約束しました」と切り出すと、「1つは辞任します。もう1つは若いリーダー阿部慎之助くんにチームを託そう。そういう決断をしました」と話した。

 指揮官の決断に場内のファンは歓声で応えると、原監督は続けて「私の心境は一点の曇りもございません。晴れ晴れとした気持ちでバトンもマイクも渡します」と阿部コーチにマイクを託した。

 リーグ優勝9度、日本一3度。巨人の歴代監督で最多勝利を挙げた。現役での15年を含めて30年以上巨人のために力を注ぎ、日本代表の指揮官としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)制覇も果たした名将が晴れ晴れとした気持ちでユニホームを脱ぐ。

(Full-Count編集部)

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