原監督、選手のサプライズに涙「予想もしてなかった」 囲み取材で絶句「一言では…」
「僕は(辞任について)人には言ってなかったのだけれど」
巨人の原辰徳監督は4日、今季での辞任を発表した。最終戦セレモニーで自ら明かしたが、選手から花束を渡されるサプライズもあった。セレモニー終了後に取材に応じ、「予想もしてなかった。準備していたかのようにね。僕は(辞任について)人には言ってなかったのだけれど」と、ハンカチで涙をぬぐった。
監督生活について聞かれると「一言では……」と絶句。「語れないね」とまた涙をぬぐった。71勝70敗の貯金1でレギュラーシーズンを終えたが、3年連続でリーグ優勝を逃し、2年連続の4位でCS進出に届かす。「去年も今年も、決してジャイアンツとしての勝率は残していない。7月くらいから、チームが思うように動かなくて……」と声を震わせた。
阿部慎之助新監督にバトンを託した。「東京ドームの監督室でオーナーの方からお話があり、私からも『監督として頑張れよ』と。(阿部新監督は)見たこともないような緊張感があった。私も(2002年の初の監督就任を前に前任の)長嶋(茂雄)監督から突然命を受け、足がガタガタと震えて、監督の右手を握らせていただいたことを鮮明に覚えている」と当時を懐かしんでいた。
(Full-Count編集部)