侍ジャパン、アジア大会は銅メダル 田澤が16年ぶり登板…3位決定戦で中国にリベンジ

中国戦で勝ち越しに成功し、雄叫びを上げる侍ジャパン社会人代表・南木寿也【写真:ロイター】
中国戦で勝ち越しに成功し、雄叫びを上げる侍ジャパン社会人代表・南木寿也【写真:ロイター】

7回までリードを許す苦しい展開も、8回に2点を奪って逆転に成功した

 中国・杭州で行われている「第19回 アジア競技大会」で、野球社会人代表「侍ジャパン」は、中国との3位決定戦に臨み、4-3で勝利。セカンドステージでのリベンジを果たし、銅メダルを獲得した。レッドソックスなどでプレーした田澤純一投手(ENEOS)は、日本代表として16年ぶりの登板で1回無失点に抑えた。

 堀誠投手(NTT東日本)が先発したが、初回いきなり1点の先制を許す。2回1死二、三塁から鈴木聖歩外野手(JR東日本東北)の2点適時右前打で逆転したが、3回には右翼スタンドへの2ランで再びリードを奪われた。37歳の田澤は6回に3番手として登板し、日本代表として2007年以来の登板で1回1安打無失点に抑えた。

 すると8回、先頭の丸山壮史内野手(ENEOS)が右翼線への二塁打でチャンスメーク。1死三塁から猪原隆雅外野手(ミキハウス)の右前打で同点に追いついた。さらに、1死満塁とチャンス拡大し、南木寿也捕手(JR北海道硬式野球クラブ)の遊ゴロが相手の失策を誘い、1点の勝ち越しに成功した。

 8、9回は、40歳ベテランの佐竹功年投手(トヨタ自動車)がパーフェクトでピシャリ。中国には3日に行われたセカンドステージで最終戦で、0-1で完封負けを喫しており、リベンジを果たした形となった。決勝戦ではオールプロで編成した韓国と、プロアマ混合の台湾が金メダルをかけて激突する。

(Full-Count編集部)

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