ヤ軍を戦力外→復活した104億円男 “不良債権”から激変「君はほんとなんなんだ」
9回にオリオールズ・ヒックスが一矢報いる3ラン、ヤンキースでは不振に陥る
■レンジャーズ 11ー8 オリオールズ(地区シリーズ・日本時間9日・ボルティモア)
オリオールズは8日(日本時間9日)、レンジャーズとの地区シリーズ第2戦に8-11で敗れた。2連敗で崖っぷちとなるなか、気を吐く活躍を見せたのが「6番・右翼」で出場したアーロン・ヒックス外野手だった。最終回に3ランを放つなど、2安打5打点を記録した。前所属のヤンキースでは不振に苦しみ5月にFAとなったが、移籍後は復調。「ヤンキースファンはどんな気持ちなんだろう」「大復活やな」とファンも注目した。
ヒックスはヤンキース在籍3年目の2018年に打率.248、27本塁打、79打点とキャリアハイの成績をマーク。同年オフに7年7000万ドル(約104億4200万円)の契約を結ぶも、その後は故障もあって成績は下降。昨季は130試合に出場も、打率.216、8本塁打、40打点と伸び悩んでいた。今季は28試合で打率.188と低迷し、5月20日(同21日)にヤンキースから事実上の戦力外(DFA)に。30日(同31日)にオリオールズと契約を結んだ。
オリオールズは5月末に主力のセドリック・マリンズ外野手が負傷したこともあって、ヒックス獲得に至った形だが、マリンズ復活後も起用され、移籍後は打率.275、7本35打点、OPS.806を記録した。今季トータルの打率は.253だが、打率が2割5分以上を記録したのは2017年以来となった。
8月には怪我で離脱したものの、復活した9月は打率.303をマーク。若手主体のオリオールズで、34歳のベテランが味のある活躍を見せた。プレーオフでは第1戦では無安打だったが、初回に2点適時打を放つと、9回には一矢報いる3ランを叩き込んだ。
ネット上では「素晴らしい活躍」「伸び伸びプレーしてる」「君はほんとなんなんだ」「穴埋め要因で拾ってもらったヒックスが地区優勝どころかPSロースターにまで入って活躍しているのすごい」「ヤンキースを出たら活躍する選手も多々」と、新天地での復活に注目する声が上がっていた。
(Full-Count編集部)