吉井監督が手を合わせて“ごめんなさい” 殊勲打の安田へ…人柄滲み出る「謝罪」
直前にバントのサインを出して空振り…次の球で二塁打を放った
■ロッテ ー ソフトバンク(14日・ZOZOマリン)
ロッテ吉井理人監督が試合中に選手に謝罪? 14日のソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストシリーズ初戦(ZOZOマリン)で、タイムリー二塁打を放った安田尚憲内野手に手を合わせて謝った。
2点リードの6回無死一、二塁で打席に入った安田に対して吉井監督が当初命じたのは送りバント。しかし、レギュ―シーズンでまだ犠打を決めたことのない安田は、カウント0-1から嘉弥真の投球を空振りしてしまった。
次の3球目はヒッティング。141キロを捉えた打球は右中間を割るタイムリー二塁打となった。歓喜に沸くベンチの中で、吉井監督は安田に手を合わせて謝罪。安田もヘルメットに手をやって応えた。指揮官の人柄がにじみ出るワンシーンだった。