打率1割台なのに47HR“究極の1番打者” 燦然と輝く「PO4発」…ロマン砲が歴史的快挙
MLB1位のポストシーズン4本目の先頭打者弾
■フィリーズ 5ー3 Dバックス(日本時間17日・フィラデルフィア)
フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が16日(日本時間17日)、リーグ優勝決定シリーズのダイヤモンドバックス戦で、先頭打者アーチを放った。初球を捉え、右翼席へ117.1マイル(約188.4キロ)の弾丸弾を突き刺した。今季は史上初の「打率1割台&40本塁打」という珍記録を達成した“ロマン砲”は、プレーオフでも打率1割台を“維持”している。
30歳のシュワーバーは、レギュラーシーズンを打率.197、47本塁打、104打点でフィニッシュ。三振は今季両リーグワースト、歴代で見てもワースト5位の215に膨らんだが、四球は126で両リーグで2位の多さ。出塁率は.343を記録し、108試合で1番打者を務めた。
打率1割台でのシーズン100打点以上も史上初と、ある意味“究極のロマン砲”との称号にふさわしい成績を残した。ポストシーズンでも1番打者を務め、7試合目で今プレーオフ1号が飛び出した。三振数は7試合で11個と相変わらずだが、放たれる強烈な打球は相手にとって驚異だ。
「ESPN」の「スタッツ&インフォ」はポストシーズンで4本目の先頭打者弾は、歴代1位だと紹介。ネット上では「シュワーバーは立派なリードオフ」「ファーストピッチだよ。クレイジー」「100万回見ても飽きない」「こんなの許されるのか」「プレーオフで打率1割ならスタメンから外したいが、シーズン中も1割なので外せない」「魅力的すぎるぜ」と日米のファンが注目していた。