ネットの批判「内情も知らんと書くな」 退任の鷹・藤本監督が本音「よく叩かれた」
批判の声も淡々と受け止め「監督をしていたら叩かれるのは当たり前のこと」
今季限りでの退任が決まったソフトバンクの藤本博史監督が17日、本拠地PayPayドームで退任会見を行った。2022年に2軍監督から昇格する形で指揮官に就任し、2年間は2位、3位に終わり、リーグ優勝奪還はならず。会見後の囲み取材では、インターネット上での批判についても言及し「たまにヤフーとか見たら、よく叩かれていましたけど、有名になったなと思って見ていました」と語った。
工藤公康前監督のあとを受ける形で指揮官となった藤本監督。就任1年目の昨季はリーグ最終戦で優勝を逃す形に。今季は7月に54年ぶりの12連敗を喫するなど失速し、3連覇を果たしたオリックスに大差をつけられた上に、最終戦で3位に転落。16日の「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージのロッテ戦では延長10回に3点を奪いながら、その裏に4点を失って大逆転サヨナラ負けを喫した。
この2年間、選手起用や采配に批判的な声も多く見られたが、「監督をしていたら叩かれるのは当たり前のことだし、勝ったら選手のおかげだし、当たり前のことなんでね。SNSっていうんですか。あんまりわかんないですけど、たまにヤフーとか見たら、よく叩かれていましたけど、有名になったなと思って見ていました」と淡々と受け止めていたという。
とはいえ、心無い声に胸を痛めてもおかしくないものだけに、できるだけネットニュースやSNSは「もう後半は見ないようにしてました」という。「応援してくれているメッセージは胸に刺さりますけど、誹謗中傷とかそういうことは全然、内情もわかっていないというところで書いてるんだから、何も気にしてないですね。内情も知らんと書くなって感じですよね」と指摘していた。
(Full-Count編集部)