“最強軍団”もPOで惨敗「失望している」 大谷翔平ら大物揃うFA…超積極補強のオフへ

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ベッツやフリーマンらを擁するも、POで早々に敗退したドジャース

 100勝を挙げて西地区優勝を果たしたドジャースは、プレーオフに進出するも、地区シリーズでは同地区2位のダイヤモンドバックス相手に3連敗。シーズンでは盤石の戦いぶりを見せていたものの、チャンピオンリングには届かず早々に姿を消した。今オフは大谷翔平投手(エンゼルス)の移籍有力候補として名前が挙がっており、FA戦線で積極的な補強に乗り出すと見られる。

 ドジャースのアンドリュ―・フリードマン編成本部長は17日(日本時間18日)の会見で、来季もデーブ・ロバーツ監督が続投すると明言。2年連続の地区シリーズ敗退については「組織としての失敗」と肩を落とした。

 今オフは大谷獲得の有力候補に挙がるだけに、編成部長には獲得に関する質問が飛んだ。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者によれば、フリードマン編成本部長は大谷の質問が飛ぶと「誰だって?」とはぐらかし、何も言及しなかったようだ。

 MLB公式サイトのサラ・ウェクスラー記者は、大谷の打撃成績に触れ「ポストシーズンでの直近3試合で6得点しかできなかったチームにとっては(大谷がもし今プレーオフでドジャースでプレーしていたら)重宝していただろう」と指摘。今季ドジャースは30球団中2位の906得点を記録しており、仮に大谷が加入すれば「大きな後押しになるだろう」とした。

 同記事では「2023年の最大の問題は、間違いなく先発投手の層の薄さ」と指摘。特にプレーオフでは3戦連続で先発投手がノックアウトされ、惨敗に終わった。チームはムーキー・ベッツ外野手やフレディ・フリーマン内野手といった元MVPを複数抱えながらも、プレーオフで勝てていない。フリードマン編成本部長は「ここ2年間のオフシーズンについて、我々は極めて憤りを感じているし、失望している。来年同じことが起きないような状況を作るために、やることはすべてやる」と、大谷を含めた大型のFA補強に乗り出すと宣言した。

 今オフのFA市場には大谷のほか、マット・チャップマン内野手(ブルージェイズ)やコディ・ベリンジャー外野手(カブス)、投手ではナ・リーグのサイ・ヤング賞筆頭候補のブレイク・スネル投手や、アーロン・ノラ投手(フィリーズ)などがいる。

(Full-Count編集部)

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