売り子から悲願のメンバー入り「自分が輝ける」 人気チアが明かす“存在意義”
「BsGirls」のHIYORIさんが語る「パフォーマー」としての思い
パ・リーグ6球団のチアチーム、パフォーマンスチームの来年度の新メンバー募集が続々と開始されている中、現在パフォーマーとして活躍するメンバーにインタビュー。今回はオリックス公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls(ビーズガールズ)」のHIYORIさんが登場。BsGirlsのオーディションを受験したきっかけや「プロ野球界のパフォーマー」としての思いを述べている。
球界初の「ダンス&ヴォーカルユニット」として誕生したBsGirlsは来季、男性ヴォーカル、男性パフォーマーも加わった球界初の男女混成パフォーマンスグループに生まれ変わる。結成初年度の2014年にavextraxから1stシングル「Diamond」でメジャーデビュー以降、毎年CDをリリースしており、HIYORIさんもBsGirlsの自慢できるところについて「他の球団とは違い『ダンス&ヴォーカルユニット』として歌とダンスでパフォーマンスをするところです。自分達の楽曲を使用した思いを込めたパフォーマンスができます」と話す。
BsGirlsに加入する前から野球が好きで、ビールの売り子をしていた。オーディション受験のきっかけについて「売り子をしていた時にプロ野球のチアに興味を持つようになり、そのことをお客さまに話したところ『BsGirlsというすごいグループがあるよ』と教えていただいたんです。そこからInstagramやYouTubeでBsGirlsを見るようになり、チアとは違うかっこよさに魅了されました。これまでにやったことのないダンスジャンルだけど『挑戦してみたい』と思い応募書類を送りました」と振り返る。
元々クラシックバレエやコンテンポラリーダンスを習っていたHIYORIさんは晴れてメンバーとなるも、初めて踊るBsGirlsのダンスジャンルに苦戦。しかしメンバーの支えやどんな時でも応援してくれるファンの存在のおかげで少しずつ前に進み乗り越え、今があるという。
HIYORIさんは「プロ野球界のパフォーマー」をどんな職業だと感じているのか。「野球と音楽を通して自分が輝ける職業です。そして、チームとファンの皆さまを繋ぐ架け橋だと思っています」。また「プロ野球界のパフォーマー」が他のエンタメ業界のパフォーマーと異なる点について「チームへの思いを歌って踊って表現し、勝利の喜びをファンの皆さまと共有できるところです」と述べる。
さらに、BsGirlsとして活動する上で大切なこととして「オリックス・バファローズを応援してくれるファンの方を1人でも多く増やすことが使命だと思っています。ファンの皆さまを大切にし、誠実に全力でパフォーマンスすることが大切です」と、思いを口にした。2024年は男女混成パフォーマンスグループとして生まれ変わるBsGirls。ベースボールエンタテインメントの新たな時代を築く新ユニットのメンバーを、球団は11月12日まで募集している。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)