オリ、CSファイナル初戦を逆転勝利 山本が7回5失点も気迫の投球…エース救う打線爆発
山本由伸がまさかの初回3失点、7回116球10安打5失点と苦しむも打線が援護
■オリックス 8ー5 ロッテ(18日・京セラドーム)
オリックスが鮮やかな逆転劇で、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(京セラドーム)に8-5で勝利した。先発した山本由伸投手が初回に3点を失うも、打線が4回に3点を奪って同点に追いつくと、1点を離された直後の6回に一挙4点をあげ、逆転勝利を収めた。
本拠地の大声援がナインの背中を押した。3点を追う4回2死一、二塁から紅林が右中間二塁打を放ち2点を返すと、続く宗が左前適時打を放ち、一時同点に追いついた。
1点を失った直後の6回無死一塁から、杉本がセンターへ二塁打を放つと、一塁走者のセデーニョが激走し、本塁に生還して再び同点。選手会長の“ラオウ”が二塁ベース上で渾身のガッツポーズを見せると、打線に再び火がついた。紅林、中川圭に適時打が飛び出すなど、6回に一挙4点を奪って試合を決めた。
オリックス先発の山本は、7回116球10安打5失点で降板。レギュラーシーズンは23試合に登板して16勝6敗、防御率1.21の成績を残していただけに、本調子とはいかなかったが、気迫の投球で7回を投げ切った。苦しむエースを味方打線がカバーしてみせた。
CSファイナル初戦を白星で飾り、リーグ首位チームに与えられるアドバンテージの1勝を加えて2勝。3年連続での日本シリーズ進出まで“マジック2”とした。
(Full-Count編集部)