山本由伸ら“神ドラフト”も…放出した2軍セーブ王は戦力外 オリ3連覇の裏で明暗

オリックス・山崎颯一郎、山本由伸、山岡泰輔(左から)【写真:荒川祐史】
オリックス・山崎颯一郎、山本由伸、山岡泰輔(左から)【写真:荒川祐史】

ドラフト5位の小林は阪神で、育成1位の張奕は西武で戦力外となった

 パ・リーグ3連覇を達成したオリックス。日本シリーズ出場をかけ、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに臨んでいる。現在のチームで欠かせないのが山本由伸投手らを指名した2016年ドラフト組。多くの主力投手が誕生しているが、その裏で戦力外を通告をされた選手もいる。

 この年の1位は山岡泰輔投手(東京ガス)だった。2019年に13勝で最高勝率のタイトルを獲得し、今季は7月下旬に救援に回り31登板(12先発)で2勝1敗8ホールド3セーブ、防御率2.30をマークした。2位の黒木優太投手(立正大)は1年目に55登板で25ホールドをマーク。右肘手術を経て昨年復帰し、今季は12試合に登板した。

 4位の山本由伸投手(都城)は押しも押されぬ球界のエースとして君臨。3年連続投手4冠の偉業を成し遂げた。6位の山崎颯一郎投手(敦賀気比)はチーム最多の53試合に登板。3月のWBCでは日本代表に追加招集されるなど、飛躍の1年となった。

 一方で厳しい現実を突きつけられた選手も。5位指名の小林慶祐投手(日本生命)は2021年途中に阪神へトレード移籍。今季は2軍で39試合に登板し、16セーブを挙げてタイトルを獲得したが、戦力外通告を受けた。

 育成1位指名の張奕投手(日本経大)は外野手として入団した。2019年に投手登録され、同年に支配下へ。同年に8登板で2勝を挙げ、昨年は自己最多15試合に登板した。オフに森友哉捕手のFA移籍に伴い、人的補償で西武へ。しかし、新天地では5登板で防御率9.00に終わり、戦力外通告を受けた。

(Full-Count編集部)

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