1勝のアドバンテージvs実戦感覚 メジャーで大論争も…日本のCSとの決定的な“違い”

オリックス・中嶋聡監督、ロッテ・吉井理人監督、阪神・岡田彰布監督、広島・新井貴浩監督(左上から時計回り)【写真:荒川祐史】
オリックス・中嶋聡監督、ロッテ・吉井理人監督、阪神・岡田彰布監督、広島・新井貴浩監督(左上から時計回り)【写真:荒川祐史】

メジャーでは上位チームの敗退が相次ぎ、実戦感覚が問題になっている

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが18日に始まり、セは阪神、パはオリックスと両リーグの優勝チームがともに先勝した。どちらもアドバンテージの1勝を含む2勝0敗と、大きくリードを広げた。一方、海の向こうのメジャーリーグでは、上位チームの敗退が相次ぎ、大論争となっている。

 メジャーでは昨年から、プレーオフの出場チームを増やし、勝率上位がシードとなった。NPBのCSと同じフォーマットと言えば、わかりやすいだろう。ところが今季、シーズン100勝以上を記録した3球団が、初登場となった地区シリーズで全滅。空いた期間による実戦感覚の影響では、との声が出ている。

 しかしながら、NPBのCSとの決定的な違いは、1勝のアドバンテージだろう。このシステムが採用(パは2006年、セは2007年)されて以降、優勝チームが日本シリーズに進めない下克上が起きたのは、たった6回のみだ。今年も阪神とオリックスが2勝0敗と優位に進めているが、どのような展開になるのか注目だ。

(Full-Count編集部)

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