魂の激走が「必死さ可愛くて泣ける」 後半ドタドタも…チーム蘇らせた姿にファン感涙
オリックスのセデーニョが一塁から全力疾走で生還した
■オリックス 8ー5 ロッテ(18日・京セラドーム)
オリックスは18日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(京セラドーム)でロッテに8-5で勝利した。1点ビハインドの6回、杉本裕太郎外野手が試合を振り出しに戻す適時二塁打を放つと、球場のボルテージが急上昇。一塁から一気に生還したレアンドロ・セデーニョ内野手の激走も光った。この好走塁には「胸が熱くなります」「必死さに可愛くて泣ける」と、称賛の声が集まっている。
先発のエース・山本由伸投手が6回までに4失点を喫したまさかの展開。救ったのは主軸2人の活躍だった。6回先頭のセデーニョが四球で出塁すると、続く杉本が右中間への同点タイムリー二塁打を放った。打った杉本は塁上で拳を挙げ、ベンチを鼓舞。それに呼応してナインも身を乗り出して杉本を称えた。
そして、この場面の影の主役は一走のセデーニョ。杉本の打球方向を確認すると一気に加速した。公称188センチ、88キロの体を揺らしながら本塁に生還すると、ベンチでは喜びの舞を披露した。
この様子を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが動画で公開すると、「懸命に走るセデーニョが何故か可愛い」「よく走った! そして癒された〜」「運動会のお父さんみたいな感じだった」とコメントが殺到した。確かに、走塁をよく見ると、軽快なストロークとは言えないフォームが伺えた。それでも、チームのために懸命に本塁を目指した姿は、ファンの心に深く刺さったようだ。