藤浪晋太郎の“交換相手”は防御率8点台 マイナーでノーノーも…苦戦続きの1年目
7月に藤浪との交換トレードでアスレチックス入りした左腕ルーカス
藤浪晋太郎投手はメジャー1年目の今季、7月にアスレチックスからオリオールズにトレードとなり、新天地で地区優勝を味わった。64登板で7勝8敗5ホールド2セーブ、防御率7.18と数字は振るわなかったが、オリオールズでは30登板で2勝0敗、防御率4.85の成績を残した。
7月19日(同20日)に発表された交換トレード。藤浪の代わりにアスレチックスへ行ったのは、3Aでプレーする26歳の救援左腕イーストン・ルーカス投手だった。
カリフォルニア州出身で、2019年のMLBドラフトでペパーダイン大学からマーリンズに14巡目で指名されたルーカス。5月20日(同21日)には2Aでノーヒッターを達成し、27歳でメジャーデビューを掴んだ。しかし6登板で防御率8.10と苦しみ、9月22日(同23日)に3A降格となった。
このとき、米メディア「CBSスポーツ」は「ルーカスは6.2イニングで6失点、7奪三振、4四球という成績だ。成績が悪かったためマイナーに戻ることになり、それに伴い3Aからザック・ニールが(メジャーに)呼び戻された」と伝えていた。
昇格前は2Aボウイと3Aノーフォークで21試合に救援投手として登板し、30回2/3を投げて38奪三振、防御率2.93と安定していたが、メジャーでは跳ね返された。藤浪にとっても激動のシーズンだったが、“交換相手”もまた、厳しい1年となった。
(Full-Count編集部)