ヌートバーが日本で野球教室 “ペッパーミル”で登場「楽しい時間を」に大歓声
日系人として初の「侍ジャパン」選出、WBCで世界一に大きく貢献した
メジャーリーグのカージナルスに所属し、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に野球日本代表「侍ジャパン」の一員として参加したラーズ・ヌートバー外野手が21日、PayPayドームで行われた野球教室に参加した。グラウンドに子どもたちが待機した状態で、三塁側ベンチから登場。「みんな今日は来てくれてありがとう。一緒に野球できることをすごく楽しみにしています。何より楽しんで、楽しい時間を過ごして帰ってほしいと願っています」と呼びかけて、野球教室が始まった。
アメリカ人の父、日本人の母を持つヌートバーは、日系人として初めてWBCの日本代表に参加した。「たっちゃん」の愛称で親しまれ、全試合に「1番・中堅」で出場。塁上でコショウひきをひねる「ペッパーミル・パフォーマンス」も大流行し、日本の3大会ぶりの世界一に大きく貢献していた。
シーズンでは117試合に出場して打率.261、14本塁打、46打点、111安打などを記録した。今月18日には京セラドームで、オリックスとロッテによるクライマックスシリーズ、ファイナルステージ第1戦を観戦。山本由伸投手のユニホームを着て、世界一を分かち合ったチームメートのプレーを眺めていた。