元ロッテ、オリックスのセラフィニ氏が逮捕 義父母への殺人関与容疑…現地メディア報道
NPB通算18勝…2005年にはロッテで11勝を挙げ日本一に貢献
ロッテ、オリックスでプレーし、NPB通算18勝をマークしたダン・セラフィニ元投手が20日(日本時間21日)、殺人関与と殺人未遂の容疑で逮捕された。米メディア「NBCニュース」が報道した。
カリフォルニア州プレイサー・カウンティ保安官事務所の発表によると、事件は2年前の2021年6月5日(同6日)に発生。同州に住むロバート・スポーアさん(70歳)と、その妻のウェンディ・ウッドさん(68歳)が自宅で銃で撃たれ、倒れているのが発見された。スポーアさんはその場で死亡が確認され、ウッドさんは一時回復したものの1年後に亡くなった。
捜査員が自宅の監視カメラを調べ、事件発生の数時間前に顔を隠し、バックパックを背負いながら家に入る男を発見。粘り強い捜査の末、セラフィニ氏ともう1名が容疑者として結論づけられた。スポーアさんとウッドさんは、セラフィニ氏の義理の父母に当たるという。
同保安官事務所は、「本日、正義が果たされた。2021年にホームウッドで起きた悲劇的な事件の責任者を逮捕した。これは刑事、法の執行に携わる関係者、そして粘り強く真実を追及してきた者による、揺るぎない献身の証だ」と声明文を出している。
セラフィニ元投手は、1996年にツインズでメジャーデビュー。その後カブス、パドレス、パイレーツでプレーし、台湾球界を経て一時メジャーに復帰。そして2004年~2005年はロッテ、2006年~2007年途中まではオリックスでプレーした。MLB通算15勝、NPBでは2005年に11勝を挙げて日本一に貢献するなど通算18勝17敗、防御率4.13をマークしている。
(Full-Count編集部)