元虎ドラ2は輝き放てず、台湾の至宝も苦戦 防御率0点台の新鋭も…育成上がりの“その後”
西武・豆田は防御率0点台、ロッテ澤田は4年ぶりの白星を挙げた
3桁の背番号を背負う選手にとって、支配下の証である2桁を着けることは大きな目標。パ・リーグでは今季、11選手が“昇格”。1軍で躍動した選手も少なくない。
リーグ3連覇を成し遂げたオリックスは5選手が昇格した。育成ドラフト4位・茶野篤政外野手は開幕直前の3月24日に支配下となり、同31日の開幕戦(対西武)に先発するなど、91試合に出場した。
レアンドロ・セデーニョ内野手は育成で今季加入し、5月19日に昇格。57試合で9本塁打をマークした。2016年阪神ドラフト2位の小野泰己投手は昨オフに戦力外通告を受け、育成でオリックスに入団。4月7日に支配下登録されたが、5登板で防御率6.00に終わった。
西武の3年目右腕・豆田泰志投手は7月21日に支配下に。16登板で1セーブ6ホールド、防御率0.59と出色の成績を残した。2年目の古市尊捕手は4月14日に昇格し、29試合に出場した。
ロッテ澤田圭佑投手は、オリックス6年目の2022年オフに戦力外に。今年育成で加入した。藤浪晋太郎投手の高校時代の同級生は7月27日に支配下登録され、17登板で2勝2セーブ、防御率1.08。白星は4年ぶり、セーブは自己初で、シーズン終盤のブルペンを支えた。
日本ハムの王柏融外野手は昨オフに自由契約公示され、改めて育成契約を結んでNPB5年目に臨んだ。7月30日に支配下復帰したが、20試合で打率.238、1本塁打。輝きを放つことはできなかった。
(Full-Count編集部)