韓国のスター外野手獲りへ…GMが視察した“西の名門” 契約に必要な驚きの条件とは
イ・ジョンフの今季ラストゲームをジャイアンツGMが視察…争奪戦が予想される
今季ナ・リーグ西地区4位に終わったジャイアンツが巻き返しに向け、アジアの選手獲得に目を向けている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によると、球団首脳はNPBのクライマックスシリーズ(CS)や韓国プロ野球(KBO)を視察。KBOではスター選手のイ・ジョンフ外野手に熱視線を送ったという。
記事によると、ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長は18日のパ・リーグCS第1戦を視察。目的は先発したオリックス・山本由伸投手だったようだ。また、ピート・プティラGMは今月上旬に韓国を訪問。キウムに所属するイ・ジョンフ視察が目的で、「ジャイアンツがどれほど国際FAのトップに位置する両選手の獲得を推し進めているか分かるだろう」と伝えている。
韓国球界に精通した関係者によると、イ・ジョンフはスタメンで起用し、スランプに陥っても我慢してくれるチームとの契約に乗り気だという。25歳の中堅手は通算打率.340。コンタクト能力に優れ、KBOで最高の選手として尊敬されている。2022年にはキャリアハイの打率.349、本塁打23、四球66をマーク。この年の三振数は553打席で僅か32だった。
今季は7月に足首を骨折し、10月10日の本拠地ラストゲームに何とか間に合わせ、1打席立った。プティラGMはこの試合を視察。観客席から拍手を送っていたという。
KBOの選手を抱えた経験のある代理人は「彼(プティラGM)は1打席のためにスカウトに来たのではない。でも、こういうことは感情を揺り動かす。彼(イ・ジョンフ)はここではスーパースターだ。スーパースターのように扱うチームは、彼と契約するチャンスがある」とコメントした。
父は1994年に韓国でMVPに輝き、1998~2001年には中日で活躍した李鍾範(イ・ジョンボム)氏。韓国の至宝は来季、どの球団のユニホームを着ているだろうか。
(Full-Count編集部)