鷹、小久保新監督がオスナの残留熱望 去就未定も「おらんかったら話にならない」
26日に迫ったドラフト会議にも「誰行くか知らない」 会見から見えた補強点
ソフトバンクは23日、小久保裕紀新監督の就任会見を行った。「球団から求められていることは当然勝つこと」と意気込んだ。2024年、4年ぶりのリーグ優勝を目指す中で鍵に挙げた1つが投手陣。その中で「オスナ、どうするかじゃないですか。オスナがおらんかったら、話にならない」と、ロベルト・オスナ投手の残留を熱望した。
オスナは今季からソフトバンクに加入して49試合に登板。3勝2敗26セーブ、防御率0.92と圧倒的な成績を残した。クライマックスシリーズを終えて、17日に母国に帰国。1年契約で今後の去就はまだ未確定なだけに、V奪回のためにも、新しい指揮官からラブコールを送られた形だ。
今季、先発陣では規定投球回数に達した投手は0人だった。「戦術的には(優勝するために必要なのは)先発陣。だって中継ぎと抑えは、12球団でもトップクラスなので」とブルペンのメンバーには胸を張る。補強について、フロントに要望したことを問われると「何もしていないです。ドラフトで誰行くかも知らないです。基本的には『これでやりなさい』って、やるのが監督の仕事。この交代の時期では何の要望も出していないです」と語った。
(竹村岳 / Gaku Takemura)