ヤクルト自由契約→韓国でレジェンドになった男 4年連続の進化…34歳の輝かしい実績
ヤクルトで開幕投手も務めたブキャナン…韓国で今季12勝8敗、防御率2.54
日本球界を去ってから韓国プロ野球(KBO)で好成績を残し続け、ファンから愛されている助っ人がいる。サムスンのデービッド・ブキャナン投手は、今季30試合に先発して12勝8敗、防御率2.54の好成績。4年連続で2桁勝利を達成しただけでなく、188イニングを投げて被本塁打4という驚異の安定感が光った。
2014年にフィリーズでメジャーデビューすると、2017年にヤクルト入り。1年目は25試合に先発して6勝13敗と大きく負け越したが、チーム唯一の規定投球回で防御率3.66と奮闘した。2018年には開幕投手に抜擢され、28先発で10勝11敗、防御率4.03。2019年は故障もあって18先発にとどまり自由契約となった。
サムスンでの2020年は、27試合に先発して15勝7敗、防御率3.45といきなり実力を発揮。前年の故障の不安も払拭した。2021年は30先発で16勝5敗、防御率3.10で最多勝のタイトルを獲得、2022年は26先発で11勝8敗、防御率3.04。何よりすごいのは防御率3.45→3.10→3.04→2.54と年々良化させていることだ。
今季で34歳を迎えたが、陽気なキャラクターは変わらず、ヤクルトで愛されていたのと同様に韓国でも大人気。成績でも球団の歴代最高の助っ人投手と言っても過言ではない成績を残し、名実ともにレジェンドの域に入りそうだ。ヤクルトを惜しまれながら退団したが、新天地ではさらなる輝きを放っている。
(Full-Count編集部)