侍J井端監督、初陣の“柱”に3選手指名 「4番・牧」明言「WBCの経験伝えて」
牧はWBC組から唯一の選出「若い選手に伝えていってほしい」
侍ジャパンの井端弘和監督は24日、都内で記者会見し、11月16日から19日まで東京ドームで行われる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の出場26選手を発表した。「オーバーエイジ枠3人、WBC組1人。それ以外はほとんど代表が初めてなので、若い選手を中心に今後の野球界を背負って立って欲しいなという気持ちで選びました」「満足のいく選考ができたかなと思います」と語った。
世界一に輝いた3月の「第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)」のメンバーからは、DeNA・牧秀悟内野手のみ。オーバーエイジ(OA)枠はヤクルト・田口麗斗投手、西武・今井達也投手、広島・坂倉将吾捕手の3人が選ばれた。
巨人・秋広優人内野手や日本ハム・万波中正外野手らフレッシュな面々がメンバー入りした中でも、柱に指名したのは経験豊富な3人だ。指揮官は「投手ではOAで田口、今井。今井投手は今年2桁勝ちましたけどもっと上を目指せる投手かなと思いますし、田口投手も抑えというところでは若い選手で抑えのある経験がある選手がいなかったので選んだ。この2人に引っ張っていってほしい。牧選手はWBCに出たので経験を若い選手に伝えながら、引っ張っていってほしい」と期待を込めた。
さらにチーム構想については「決まっているのは、4番の牧くらいかなと思います」と明言。打線の中心としても指名した。
アジアチャンピオンシップには日本、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、韓国の4チームが参加。参加資格は基本的に24歳以下(1999年1月1日以降生まれ)または入団3年目以内の若手で、オーバーエイジ枠が29歳以下(1994年1月1日以降生まれ)で3人まで認められている。栗山英樹前監督から指揮官の座を引き継いだ井端監督の“初陣”となる。
(Full-Count編集部)