何もせずに手に入る39億円… 格安でも買い手つかず終了、198発“スター”の挫折

現在は無所属となっているエリック・ホズマー【写真:Getty Images】
現在は無所属となっているエリック・ホズマー【写真:Getty Images】

ホズマーは5月にカブスを自由契約→契約を結べず今季が終了した

 通算198本塁打を誇るエリック・ホズマー内野手は、5月に自由契約となってから契約を結べないまま今季が終了した。左の長距離砲が“転落”したが、所属していたカブスから5月にDFA(40人枠から外す措置)となっていた当時、米メディア「CBSスポーツ」のマイク・アクシサ記者は、ホズマーは2024年と2025年に1300万ドルずつ(約19億4000万円)をもらえることになっており、その大半を(長期契約を結んでいた)パドレスが払う予定であることを伝えていた。

 ホズマーは2017年オフにパドレスと8年1億4400万ドル(約216億円)で契約合意。故障にも泣き2022年8月にレッドソックスへトレード移籍し、同年12月にメジャー出場前提となる40人枠から外れる事実上の戦力外(DFA)となり、カブス入りした。しかし5月にDFAとなり自由契約に。そのまま獲得球団は現れなかった。

 同記者によれば、ウエーバーを通過すれば、獲得に名乗りを上げる球団はリーグ最低保証年俸72万ドル(約1億800万円)の日割り分を払うだけで済んだが、買い手は現れなかった。同記者は「ホズマーはリーダーシップや世界一になった経歴をもたらす選手だ」と称賛しつつも「(ここ5年間の打撃成績を考慮すると)他球団が故障に苦しみ、一塁手が必要にならない限り、多くの興味を集めないかもしれない」と厳しい現実も指摘していた。

 現在FAで無所属のホズマーだが、来季所属先がある無しに関わらず2年間で39億円が手に入る。挫折を味わいながら、再びメジャーの舞台に立つ日は来るのだろうか。

(Full-Count編集部)

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