ロッテ助っ人が驚いた「礼儀正しい教育」 成功呼んだ“適応”、日本へ抱く特別な思い

ロッテのグレゴリー・ポランコ【写真:小林靖】
ロッテのグレゴリー・ポランコ【写真:小林靖】

ロッテのポランコは日本生活に「全てが気に入っています」

 ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手は巨人から移籍した今季、本塁打王に輝く活躍でチームの2位に貢献した。来日2年目で、すっかり日本の生活を気に入っていることも成功した要因だろう。愛する「3つの食べ物」も助っ人のパワーを支えていた。

 ドミニカ共和国出身のポランコは、メジャー8年間で通算96本塁打を誇り、2022年に来日。巨人では138試合の出場で24本塁打を放つもオフに自由契約となり、新天地にやってきた。今季は主に指名打者として125試合に出場して26本塁打で、楽天・浅村、ソフトバンク・近藤とともにタイトルを獲得した。

 2年を過ごした日本での生活に「すっかり慣れました。全てが気に入っています」とニッコリ。「日本の文化も食べ物も好きですが、特に食べ物が好きです。スシ、ヤキニク、ラーメン。この3つが大好きです。とてもおいしいです」と明かした。

 どんなに力のある助っ人でも、異国の地に馴染むことができなければ成功することは難しい。文化や食事が合わず、才能を発揮できなかった選手も少なくない。そんな中でポランコは、日本へのリスペクト精神も持つ。

「日本人は誰に対してもリスペクトの気持ちがある。その精神と礼儀正しい教育に対して、とても尊敬しています」

 本塁打を放てばお決まりの“パワーポーズ”を決める明るさに、日本語も積極的に学ぼうとする勉強熱心な真面目さ。日本で成功を収めたのには、確かな理由があった。

(町田利衣 / Rie Machida)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY