報われない元助っ人、防御率2.12でも“戦力外” シーズン最終盤で3年連続の悲劇

広島時代のジェイ・ジャクソン【写真:荒川祐史】
広島時代のジェイ・ジャクソン【写真:荒川祐史】

ジャクソンは2016年から広島のリーグ3連覇に貢献した

 広島やロッテで活躍したジェイ・ジャクソン投手。今季はブルージェイズでプレーし、25試合の登板で防御率2.12とキャリア最高の数字を残したが、プレーオフ直前にDFA(メジャー40人枠から外す措置)となった。奮闘しながらも、これで3年連続のDFAとなってしまった。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、ジャクソンの今季について、守備から独立した投手の失点率の評価の指標「FIP」が4.20ながら、直近3年間を「印象的な救援投手」として「2021年シーズン開幕前に日本から戻ってきて以降、ベテラン右腕は、3球団で防御率2.73、FIP4.07を記録している」と評価した。

 契約の仕組み上今オフFAになる予定のジャクソンは、2021年11月、2022年9月に続く3年連続のDFAだった。チームは2年連続ワイルドカードに進出したものの、ジャクソン自身は大舞台に立つことなく2023年が終了してしまったことになる。

 NPBでは2016年に広島入りし、救援の一角としてリーグ3連覇に貢献。2020年にはロッテで7試合に登板した。NPB通算182登板で10勝8敗3セーブ、95ホールド、防御率2.16をマークしていた。今オフはどのような去就が待っているのだろうか。

(Full-Count編集部)

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